シンガポールのナショナルギャラリーの観覧方法

初めての街に行くと、美術館巡りをする私にとって、シンガポールナショナルギャラリーは1つの美術館としての観覧しますが、美術ファンでない方にとっても、歴史的建造物として訪問の価値がある場所です。

ナショナルギャラリーシンガポールの外観

  1. アクセス
  2. 観覧の手順
  3. 歴史的建造物として
  4. 音楽演奏も
  5. 屋上や窓外の眺め

アクセス

MRT City Hall駅B出口から徒歩5分。St.Andrew Cathedralを左手にNorth Bridge Roadを進みます。教会前の広場の角を左に曲がりまっすぐ行くと右手に見える建物が美術館です。

観覧料

常設展と特別展の料金は別なので、両方観覧される場合には両方のチケット購入が必要です。チケット購入後、観覧者としてのシールを左胸などわかる位置に貼ります。

日本の料金とほぼ変わりません。

無料Wifiあり。

地上1階City Hall wingにミュージアムショップ

Southeast Asian Art Museum | National Gallery Singapore

観覧の手順

建物が大きすぎてどこに行けばよいのか迷うほどです。

美術館に入ったら、まず地下1階のチケット売り場でチケットを買いましょう。

大きな荷物を預けるロッカーは、チケット売り場左手のインフォメーションカウンターの裏にあります。

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展覧室

非常に広く、全部回るのに3時間はかかります。疲れるので先に好きな展覧室に行くことをおすすめします。建物は

  • City Hall wing
  • Supreme court wing

の2つの建物から成り、地下1階と地上1階がつながっています。また、3階4階にも連絡通路で隣の建物へ移動できます。展覧室へはエレベーターで上ります。

有名絵画を先に観たい方は、City Hall wing3階の特別展から始めるのが良いです。

常設展の近現代アジア芸術シーンを観覧される人は、

 

Supreme court wingの3階から、4階、5階と進んで行くのをおすすめします。

 

この順序は東南アジア芸術史を時系列に沿って展示されています。

シンガポールナショナルギャラリーと福岡アジア美術館

ちなみに、テーマや分類は福岡アジア美術館と同じで、植民地時代の西洋人向けの東洋趣味絵画、印象派やキュビズム、抽象主義など西洋の技法を取り込んだアジア人芸術、現代美術の作品が展示されています。

以前、NHKの『ASIAN PASSION アジアを駆ける日本人』というテレビ番組でも紹介されました通り、日本人の堀川さんがナショナルギャラリーのキュレーターをされています。私が行った時には、堀川さんが展示室で観覧客に日本語で作品紹介されているところを見かけました。

シンガポール国立美術ギャラリーと相互協力/福岡アジア美術館

歴史的建造物として観覧する

シンガポールナショナルギャラリーは旧最高裁判所と旧政府庁舎の建物が使われています。

現在は美術館の展覧室として使われている部屋を含め、建物のいたるところに当時の設備が残されています。

美術館にある証言台

  • 最高裁判所長官室
  • 裁判所図書室
  • 拘置房
  • 証人台
  • 絞首刑台の足場のみ
  • 旧日本軍降伏の署名が行われた部屋(記憶が怪しく、ないかも)
  • ドーム(天井)

音楽演奏も

オペラやバイオリンのリサイタルなどの催し物もあり、個人的にはこの建物を見て、「日本はシンガポールに芸術面でも追い抜かれている」と感じました。

屋上と外の眺め

6階の屋上にレストランや、カフェ・バーがあります。きっと素敵な夜景が見えるはずです。美術館の通路の窓からマリーナベイサンズやエスプラナードも見えます。

ナショナルギャラリーから見えるマリーナベイサンズ