香港から地下鉄(MTR)で中国広東省シンセン(深圳)に行けます。香港の九龍半島から40分くらいで中国への入境審査場へ着きます。入境審査は早ければ10分くらいで通過できます。
但し週末は多少混みあうので注意が必要です。特に週末の昼間に中国から香港へ行くのは中国人が多くとてつもなく混雑するので下手したら2時間かかります。
2つの都市は複数の出入境ルートがありますが、香港に滞在している旅行者は地下鉄のLowu(羅湖)から出入りするのが簡単です。
香港地下鉄の終点にて
MRT羅湖駅の改札口を出るとすぐに出境審査場です。香港では入境の際にスタンプを押しませんので、空港でもらった入国記録の紙を提示しましょう。
出る前に両替
シンセンに到着したら建物から出る直前の両替所で中国の人民元に替えましょう。中国では香港ドルは使えません。
銀行で両替もできますが順番待ちや書類記入が面倒です。
あるいは、香港で日本円から人民元に替えておくこともできます。
シンセン市内を移動
シンセン側の羅湖についたら地下鉄に乗ります。
入国審査場の建物を出て、頭上の標識に従って真っすぐ歩くと地下鉄への入り口があります。
昔は無かったのですが、2016年に行った時には改札前に手荷物検査が行われていました。
シンセンは大きな街なので短い時間で全てを見るのは不可能です。
繁華街
若者の街で服屋が多いのは東門老街です。羅湖から地下鉄に乗り乗り換え無し2駅老街駅で降ります。
この地区に来たのは友人からシンセンの繁華街だと聞いていたからです。
面白かった場所はマクドナルドとケンタッキーが中華風建物に入っていることです。上海豫園のスターバックスやハーゲンダッツと同じ構図ですね。
シンセンで注目
個人的にはシンセンはあまり詳しくないのですが次回ぜひ行ってみたい場所は
- 地王商業大厦
- 大劇院
- 深圳書城中心城(少年宮駅)
- 華強北路(华强北路)の電子城(電子部品専門のショッピングモール)
シンセンの個人的感想
香港と比べると中国らしく感じるのですが、近くの都市広州と比べると街が新しい印象を感じます。新しいということを裏返すと伝統が無さそうと言えます。世界の窓などの観光地も人工的に無理やり造った感じが拭えません。計画的に作られたような大通りのそばの街路樹は不自然に整っていている気がします。
世界の窓の隣にあるOCT駅付近を歩いてみたのですが、都市の規模の割に歩行者がほほとんど見かけませんでした。もちろんマンションが大量にある南山区などでは歩行者を見かけました。
シンセンの特徴は外地人が多いことです。同じ広東省にある広州と比べると違いが浮き彫りになります。大都市で外地人が多いのにも関わらず広東語の使用の多い広州と比べると、シンセンは街中で広東語は少ししか聞こえてこず標準語が多いです。
外国人観光客は香港と比べると格段に少ないのですが、広州より多いと感じました。香港は外国人観光客は多いですが、その大部分は中国に入っていないのかもしれません。
シンセンの工場
中国と言えば世界の工場です。
工場などは市の郊外や隣街の東莞市に工業区が大量にあります。香港企業や台湾企業と並んで、大小問わず日系企業が進出しています。東莞は工場が多く出稼ぎ労働者ばかりの街で、中国人でさえ治安が悪いと怖がる街です。
以前は経済特区であるシンセンへは隣の東莞との間に関所があったようで、今でも高速道路の料金所のような関所の建物が残っています。
宿泊
高級ホテルも意外と安いかもしれないので検索している価値はあります。
安宿は老街駅付近にいくつかありました。
深圳旅行で使う言語
中国語が話せないと不便です。
しかし中国語ができなくてもレストランでの注文はメニューを指せば通じます。お会計は筆談すれば何とでもないります。
<広東省・香港・マカオ旅行>